活動・飲食ニュース
具体的なトラブル解決事例の紹介(必見です!)
2020.02.03
店舗内で起こったトラブルは、契約の責任区分に沿って、対応すべき対象者が決まります。
しかし、例えばネズミなどの害獣による被害は、原因となる侵入経路が店舗内の瑕疵によるものなのか?建物側なのか?など、原因を特定することが非常に難しいため、これらを根本から解決するには、物件の状態を正しく把握した上で、何度も自分自身の目で確認する必要があります。
今から7年ほど前の話ですが、飲食店オーナー様が様々なネズミ対策を施しているにも関わらず、被害が減らない事例がありました。
専任の物件管理担当は、侵入経路の特定のため、
店舗内に穴や隙間がないか?
毒餌や忌避剤の効果は出ているか?
ラットサイン(足跡や糞など)はどこにあるか?
天井や床下の点検口を覗き込んで確認したり、飲食店オーナー様が手配した「ネズミの駆除業者」と相談をし、駆除報告書を見させて頂くなど、何度も当該物件に伺いました。
丁寧に経過を観察し、情報を集積した上で、現調で得た物件情報を見直し、過去に対応したネズミ被害の事例データと経験則から“店舗内ではなく、建物のどこかに侵入経路がある”と推測し家主様へ、外壁の穴や隙間を塞ぐ工事をして頂くようお願いをしましたが、複数テナントが入居する大規模な建物であったため費用面と、他店舗からネズミ被害の報告がないことを理由に、断られました。
しかし、店舗内にネズミが発生している事実は変わらないわけですから、「飲食店オーナー様のために、出来ることは他にないのか?」を諦めずに考え続けた結果、オーナーが以前に手配していた駆除業者では、問題解決には至らないのではと考えたため、日本でナンバーワンだと思われる「優良駆除業者」を当社で徹底的に調べ上げ、マウス◯◯◯という会社に駆除をお願いしました。
が、残念ながら結果は変わりませんでした。。
しかし、その業者が「やはり建物そのもののどこかしらに、侵入経路があるのでは?」という見解を示したため、当社独自に他の店舗の方に、再度こちらからヒアリングを行ったところ、複数店舗でネズミ被害を確認することができました。
これにより、家主様には、一店舗だけではなく建物全体に関わる問題であるという、共有の認識を持って頂く事ができ、納得して工事に進めて頂くこととなり、トラブル発生から収束するまでに、約1年間の時間を費やしましたが、ネズミは壊滅し、現在まで再発はしていません。
どんな案件でも、1件1件妥協することなく、諦めることなく、最後まで知恵を絞り、行動することで、飲食店オーナー様が本来すべき「飲食店経営」に専念できる環境をご提供することが可能になり、それが当社の役目だと考えています。
【関連する活動レポート】
・物件で発生する「トラブル」に対する当社の考え方
・飲食店経営を妨げるトラブルを防ぐための第一歩!
・飲食店におけるトラブルを未然に防ぐポイントとは?!
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