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「飲食業界における外国人労働者との関わりに関する実態調査」を実施

2024.11.13

サービス業の潜在力を引き出す「ABILI(アビリ)」を提供する ClipLine 株式会社は、「飲食業界における外国人労働者との関わりに関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。以下プレスリリースより一部抜粋。

7割以上が「コミュニケーションで困った経験がある」

TOPphoto by o-dan.net

近年、飲食業界やサービス業界において、深刻な人手不足が続いています。その解決策の1つとして、外国人労働者の方々が重要な戦力として注目を集めています。一方で、言葉の壁や文化の違いから、円滑なコミュニケーションやサポート体制の構築が新たな課題として浮き彫りになってきています。

そこで、当社では、現場で働く方々がどのような経験や課題を抱えているかを明らかにするため、「飲食業界における外国人労働者との関わり」について調査を実施しました。本リリースでは、その調査結果を発表するとともに、当社執行役員・できるをふやす研究所 所長の植原 慶太より、飲食業界全体が直面している現状や今後考えられる対応策について解説します。

調査結果

  • 7割以上が「外国人労働者とのコミュニケーションで困った経験がある」
    具体的に困ったことは「言語」や「文化の違い」
  • 外国人労働者が職場に順応するために必要だと感じること、約6割が「言語サポート」と回答
    次いで「業務マニュアルの充実」、「研修やトレーニングの充実」
  • 母国語の言語の違いについて、7割以上が「業務に影響を与える」
  • 職場での外国人労働者向けの研修・マニュアルのサポートについて、半数以上が「十分に提供されていない」、
    約1割は「十分に提供されているか分からない」と回答

調査概要

  • 調査期間:2024年10月9日~2024年10月10日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 対象者:飲食業で働き外国人労働者との勤務経験のある、全国の15歳以上の男女 400名

※グラフの構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合があります。

7割以上が「外国人労働者とのコミュニケーションで困った経験がある」

外国人労働者とのコミュニケーションについて聞いたところ、7割以上(70.3%)が、「困った経験がある」と回答しています。

一緒に働いている外国人労働者とのコミュニケーションで、困った経験があるか?についてのアンケート結果

具体的に困ったことは「言語」「文化の違い」

コミュニケーションで具体的に困った経験について、半数以上が「言語」(57.3%)、「文化の違い」(52.9%)を挙げています。ほかには、「時間や感覚のずれ」(33.6%)「ジェスチャーなど非言語コミュケーションの違い」(20.7%)が挙げられます。

コミュニケーションで困った経験について、具体的にどのようなことが起こったか?についてのアンケート結果

外国人労働者が職場に順応するためには「言語サポート」が必要

外国人労働者が職場に順応するために必要だと感じることについて聞くと、約6割(56.3%)が「言語サポート」と回答しています。次に「業務マニュアルの充実」(41.5%)、「研修やトレーニングの充実」(41.0%)と続きます。

外国人労働者が職場に順応するために、どんなサポートが必要か?についてのアンケート結果

実際に、母国語の言語の違いについて7割以上が「業務に影響がある」

母国語の違いについて、業務への影響について聞いたところ、7割以上(73.1%)が「業務に影響がある」と回答しています。Q2の具体的に困った経験でも「言語」が挙げられており、業務をスムーズに行うためには、やはり「言語」に関するサポートが欠かせないことがうかがえます。

母国語の言語の違いが業務に与える影響はどの程度か?についてのアンケート結果

外国人労働者向けの研修・マニュアルのサポート、半数以上が「十分に提供されていない」

職場での外国人労働者向けの研修・マニュアルのサポート状況について、半数以上(53.0%)が「十分に提供されていない」と回答しています。また、約1割(11.3%)は「十分に提供されているか分からない」と回答しており、サポート体制が浸透していない状況もあるようです。外国人労働者向けの研修・マニュアルやサポートには、改善の余地があることががうかがえます。

働いている職場において、外国人労働者向けの研修やマニュアルサポートが十分に提供されていると思うか?についてのアンケート結果

出典元:ClipLine株式会社
https://corp.clipline.com/

プレスリリース詳細

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