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東京23区の約8割の飲食店がインバウンド顧客受け入れに前向きの姿勢
2023.09.22
飲食店に特化したリサーチサービス「飲食店リサーチ」(https://www.inshokuten.com/research/company/)を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代真一、東証プライム市場:3963)は、東京23区内に店舗のある飲食店.COM会員を対象に、インバウンド顧客の獲得・受入対策についてアンケート調査を実施した。以下プレスリリースより一部抜粋。
積極的な獲得を狙う飲食店は2割強
調査概要
調査対象:東京23区内に店舗を持つ飲食店.COM会員(飲食店経営者・運営者)
回答数:226名
調査期間:2022年6月1日~2022年6月7日
調査方法:インターネット調査
回答者について
本調査にご協力いただいた回答者のうち67.7%が1店舗のみを運営、14.6%が2店舗を運営しており、合計82.3%が2店舗以下を運営しております。
調査結果について
東京23区内の約8割の飲食店がインバウンド顧客受け入れに前向き
2022年6月10日より外国人観光客の受け入れが再開されます。インバウンド顧客の飲食店利用の増加が今後見込まれる中、飲食店のインバウンド顧客受け入れに対する意識調査を実施いたしました。
コロナ前のインバウンド顧客来店頻度
まず前提として、アンケート対象店舗のコロナ前におけるインバウンド顧客来店頻度を尋ねたところ、2店舗以下を運営する飲食店は、週1回以上が43%、3店舗以上を運営する飲食店では78%と比較的高い頻度であることがわかりました。
店舗運営規模の大小にかかわらず、約8割が受け入れに前向き
次に、インバウンド受け入れ再開に向けて、今後のインバウンド顧客の受け入れに対する方針を尋ねたところ、2店舗以下運営の飲食店で80%、3店舗以上運営する飲食店では78%が「積極的に獲得したい」「国内顧客と同様に考えている」と回答。インバウンド顧客来店への期待が伺われました。
運営規模の大きい飲食店の方がより積極的に獲得したい姿勢
また、特に3店舗以上運営する飲食店の方がインバウンド獲得に意欲的であることがわかります。その要因としては、運営規模の大きい飲食店の方が、コロナ前のインバウンド顧客来店頻度が高いこと・インバウンド受け入れ対策が整っていることなどが考えられます。
インバウンド受け入れ対策ランキング
次に、「(インバウンド顧客を)積極的に獲得したい」と回答した飲食店(N=52)に対して、インバウンド受け入れ対応について、「すでに実施している事項」「これから検討したい事項」について尋ねました。
そのうち回答が多かったものをランキング形式でまとめました。
インバウンド顧客獲得に積極的な飲食店の、7割がWi-Fi導入済み、過半数が多言語に対応
まず、すでに取り組んでいるインバウンド受け入れ対策について尋ねたところ、1位は「Wi-Fiの導入」。これはインバウンドに限らず顧客サービス向上の対策とも言えますが、71%が実施していました。続いて決済方法の導入が2位。これもコロナ禍でさらに後押しされた印象もあります。
3位以降は多言語対応や食事の多様性についての対応が並ぶ結果となりましたが、過半数以上は多言語対応に対してすでに対応済みであることがわかりました。
インバウンド顧客獲得に積極的な飲食店の、これから検討したいこと1位はSNSでの情報発信
次に、これから新たに実施したいインバウンド受け入れ対策について尋ねたところ、「インバウンド顧客向けのSNS発信」が60%で1位。2位以降はインバウンド顧客向けの媒体掲載や予約サービスが続く結果となりました。多言語対応や決済方法、Wi-Fiの導入の割合が低いのは、既に導入済みであることが伺えます。
アンケート協力飲食店からのコメント(一部抜粋)
インバウンド顧客に期待する理由としては、売上拡大への期待に加えて、インバウンド顧客とのコミュニケーション自体の魅力、コロナ前の良い体験などが挙げられています。
一方、インバウンド顧客獲得に消極的な理由としては、対応策が不十分であること、コロナ再流行への懸念、常連客を大切にしたいという想いなどが挙げられました。
インバウンド顧客獲得に積極的な理由
<売上拡大への期待>
- 売上をコロナ前以上に回復させたいから
- 少子高齢化する日本には、飲食業界にはインバウンド顧客が必要と思います
- コロナ前もインバウンドが獲得できており、売上・利益が非常に大きかったから。
- 中国をはじめとしたアジアの富裕層の来日が増えると考えているから
- 通常の顧客の流れと違う、売上補足になりやすいから。ピーク時と別の時間帯・曜日や、ビジネス街でも土日に来ていただける。
<インバウンド顧客とのコミュニケーションの魅力・良い体験>
- 自分自身が楽しいから。違う文化の方と接し、和食を知って喜んでいただけることはとても嬉しい。
- 日本のシェフが創作する料理の美味しさや、日本人が作る繊細なカクテルの素晴らしさ、またジャパニーズウイスキー、ワインの良さを伝え、世界に発信出来たらと考えております。
- 顧客の幅を広げたい。口コミを海外まで広げたい。
- 海外からのお客様は、楽しませれば、その分だけ呑んでくれるので、やりがいがあったから。
<エリア特性>
- 外国人観光客が多く訪れる場所であるため
- 近隣にホテルが出来たので、期待している
「飲食店リサーチ」: (https://www.inshokuten.com/research/company/)
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