活動・飲食ニュース
コロナ禍におけるラーメン店の動向調査、宅麺.com調べ
2021.08.27
コロナ禍で8割以上が「通販・お土産・テイクアウト等の売上が増加」と回答。
ラーメン通販サイトを売上確保やブランドの知名度アップに役立てているオーナーも
【調査概要】
・調査対象:東京都内の「宅麺.com」パートナー店舗※
・回答数 :38件
・調査期間:2021年8月12日〜2021年8月19日
・調査方法:インターネット調査
※「宅麺.com」にて商品の販売を行っているラーメン店(現在、販売を一時休止しているラーメン店も含む)
■調査結果サマリー
―コロナ前後での店内飲食状況の変化について
(1)「店内飲食の売上が減少した」―81.6%
(2)「店内飲食の来客数が減少した」―79.0%
(3)「1組あたりの“人数”が減少した」―47.4%、「夕方~夜の来店割合が減少した」―65.8%
―コロナ禍における取り組みについて
(4)売上確保のために注力したこと「通販」―73.7%、「お土産・テイクアウトの販売」―57.9%
(5)「通販やデリバリーおよび、お土産やテイクアウトの売上が増加した」―84.2%
(6)「アフターコロナでも通販やデリバリーおよび、お土産やテイクアウトの販売を続けたい」―89.5%
―「宅麺.com」について
(7)「『宅麺.com』での通販が売上の確保や拡大に役立っていると感じる」ー92.1%
(8)「宅麺.com」での通販が売上の確保や拡大以外で役立っていること
「ブランドの知名度アップ」―76.3%、「来店のきっかけづくり」―57.9%、「仕込み量の一定化」―26.3%
■調査結果
―コロナ前後での店内飲食状況の変化について
(1)「店内飲食の売上が減少した」―81.6%
コロナ前後での店内飲食における売上の変化について聞いたところ、「かなり減少した」(34.2%)、「やや減少した」(47.4%)を合わせて81.6%のラーメン店が「店内飲食の売上が減少した」と回答しました。
(2)「店内飲食の来客数が減少した」―79.0%
コロナ前後での店内飲食における来客数の変化について聞いたところ、「かなり減少した」(31.6%)、「やや減少した」(47.4%)を合わせて79.0%のラーメン店が「店内飲食の来客数が減少した」と回答しました。
(3)「1組あたりの“人数”が減少した」―47.4%、「夕方~夜の来店割合が減少した」―65.8%
コロナ前後での来店客の動向の変化を聞いたところ、「1組あたりの人数」については、「変わらない」(52.6%)、「1組あたりの人数が減ったと感じる」(47.4%)となりました(「増えたと感じる」0%)。半数近くの店舗で1組あたりの来店人数に減少傾向が見られた要因としては、大人数での会食を避けるように注意喚起がされていることや、それを受けて入店人数や席数に制限を設けている飲食店があることなどが考えられます。また、「来店する時間帯」については、「夕方〜夜の来店割合が減った(朝〜昼間の来店割合が増えた)」(65.8%)となっており、酒類の提供をメインとしないラーメン店においても、来店客の動向に変化があることがわかります。一方で、店内での滞在時間や客単価については、それぞれ78.9%、76.3%のラーメン店が「変わらない」と回答しています。
―コロナ禍における取り組みについて
(4)売上確保のために注力したこと「通販」―73.7%、「お土産・テイクアウトの販売」―57.9%
コロナ禍において売上確保のために力を入れていることについて聞いたところ、最も多かった回答は「通販」(73.7%)、次いで「お土産・テイクアウト」(57.9%)という結果となり、店内飲食以外の部分で新たに売上を確保しようとする店舗が多いことが読み取れます。一方、52.6%のラーメン店が「お客様が安心して来店、飲食できるための感染症対策・環境づくり」と回答。感染症対策を行った上で、「新メニューの考案」(21.1%)をするなどして店内飲食をする来店客を呼び戻そうと試行錯誤する店舗の姿勢も伺えます。
(5)「通販やデリバリーおよび、お土産やテイクアウトの売上が増加した」―84.2%
コロナ前後での通販やデリバリーおよび、お土産やテイクアウトなどの店内飲食以外の売上について聞いたところ、「かなり増加した」(47.4%)、「やや増加した」(36.8%)を合わせて84.2%のラーメン店が「通販やデリバリーおよび、お土産やテイクアウトの売上が増加した」と回答しました。
(6)「アフターコロナでも通販やデリバリーおよび、お土産やテイクアウトの販売を続けたい」―89.5%
新型コロナウイルス感染症が収束し、時短営業などの制限がなくなっても、通販やデリバリーおよび、お土産やテイクアウトの販売を続けたいか(再開したいか)聞いたところ、「そう思う」(71.1%)、「ややそう思う」(18.4%)を合わせて89.5%のラーメン店が続けたいと回答しており、これらが単に店内飲食の売上減少をカバーするものではなく、新たな販売機会として捉えられていることが伺えます。今後はこのように、店内飲食に加えてそれ以外の販売手段も併用する経営スタイルがラーメン店のスタンダードとなっていく可能性も考えられます
―「宅麺.com」について
(7)「『宅麺.com』での通販が売上の確保や拡大に役立っていると感じる」ー92.1%
「宅麺.com」での通販が売上の確保や拡大に役立っていると感じるか聞いたところ、「役立っていると感じる」(68.4%)、「やや役立っていると感じる」(23.7%)を合わせて92.1%のラーメン店が役立っていると感じると回答しています。多くのパートナー店舗にとって、「宅麺.com」での通販が有益な販売手段として捉えられていることが分かります。
(8)「宅麺.com」での通販が売上の確保や拡大以外で役立っていること
「ブランドの知名度アップ」―76.3%、「来店のきっかけづくり」―57.9%、「仕込み量の一定化」―26.3%
9割以上のラーメン店が「『宅麺.com』での通販が売上の確保や拡大に役立っていると感じる」((7)参照)中で、コロナ禍において、売上確保・拡大以外ではどのようなことに役立っているか聞いたところ、最も多かった回答は「ブランドの知名度アップ」(76.3%)、次いで「来店のきっかけづくり」(57.9%)となり、遠方であることや外食を控えていることなどから店舗へ足を運ぶことができない人への認知獲得のほか、「宅麺.com」を契機とした実店舗への送客効果を実感している店舗もあることが明白となりました。また、「仕込み量の一定化」(26.3%)という回答に関しては、仮に時短営業要請などにより急に来店客が減少した場合でも、余ったスープや麺、具材を冷凍すれば通販に活用できるため、コロナ禍において役立っていると答えた店舗が一定数あると考えられます。
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