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30代サラリーマンが外食に求めるものとは!?

2022.06.03

丼チェーン「伝説のすた丼屋」「名物すた丼の店」を運営する株式会社アントワークスは、全国30代のサラリーマンを対象に、「サラリーマンのお財布と外食事情」に関する調査を実施、結果を発表した。以下プレスリリースより抜粋。

 

「安い」「うまい」「ボリューム満点」がポイント
7割がもっとガッツリしたランチが食べたいと思っていた!


4月からさまざまな商品が値上げラッシュとなり、はや2ヶ月──サラリーマンのランチの“お財布事情”は、どのようになっているのでしょうか。

例えば、「低価格チェーン」の代名詞ともいえる牛丼大手チェーン3社でみると、去年の暮れに各社一斉値上げに踏み切ったばかりですが、早くも値上げという企業も多く出ているようです。
※参照:「主要外食100社」価格改定動向調査・主要外食100社、 3割が過去1年に値上げ 価格は平均70円超アップ~ 飲食店の原価率が18年ぶり急騰、上昇幅は過去最大 ~

日本のサラリーマンの給与平均は30年前とほぼ変わらないといわれていますから、相次ぐ値上げに「かなり厳しい」「もう生きていけない」という方も多いかもしれません。

実のところ、1度のランチに使うことのできる金額はいくらくらいなのでしょうか。
働き盛りのサラリーマンの本音を探るうちに、安くても満足できるメニューが分かるかもしれません。



働き盛りのサラリーマン、どんなランチを食べている?

はじめに、現在のランチ事情について伺いたいと思います。
30代のサラリーマンはランチの際、どこで何を食べているのでしょうか?

そこで、「どのような場所・種類でランチをとっていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『持参した弁当(42.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『コンビニ弁当やカップラーメンなど(33.2%)』『おにぎりやパン類、紙パックのジュースなど(28.7%)』『社員食堂(21.3%)』『ラーメンや牛丼などのチェーン店(19.9%)』と続きました。

約4割は弁当を持参していることが分かりました。
また、コンビニで買うできあいの弁当を食べている方も見受けられます。
一方で、約4割は食堂やチェーン店と回答し、外食でしっかりとお腹を満たしているようです。

では、平均的なランチ代はどれくらいなのでしょうか?

「1回のランチに使う平均的な金額はどのくらいですか?(1人あたり)」と質問したところ、『500円未満(50.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『500円〜1,000円未満(46.0%)』『1,000円以上(3.8%)』と続きました。
9割以上が「1,000円未満」と回答しました。
また、1,000円以上と回答した方はごく少数にとどまり、外食でもランチは1,000円以内に収めたいという方が大半のようです。


本当はしっかり食べたい!?サラリーマンの本音とは

ランチは弁当やコンビニで安く買えるもので済ませ、費用をできるだけ抑えるようにしている方が多いことが分かりました。
そのため、中には、食べたいものを我慢している方もいるのではないでしょうか?

そこで、「実際のランチと本当は食べたいランチの内容にギャップはありますか?」と質問したところ、約6割が『大きなギャップがある(19.6%)』『少しギャップがある(40.1%)』と回答しました。
本当に食べたいものを食べている方のほうが少数派のようです。

それは、お財布事情によるものが大きいのでしょうか?
「お財布事情に問題がなければ、軽めのランチではなくガッツリ食べたいと思いますか?」と質問したところ、約7割が『とてもそう思う(29.9%)』『ある程度そう思う(40.9%)』と回答しました。
節約のために、食べたいものや食べたい量を我慢している様子が窺えますが、本音ではどんなランチが食べたいのでしょうか?理想のランチについて具体的に伺いました。

▼外食したい!お腹一杯食べたい!サラリーマンの本音

・いつもはコンビニで安く済ませているがガッツリ腹膨れるまで食べたい(会社員/北海道)
・費用も時間も抑える為に、コンビニでパンを買って食べているが、肉体労働なのでたまには肉料理をしっかり食べたい(会社員/埼玉県)
・節約のため、自宅からお弁当を持参したり、お勤め品で済ますことが多いが、昼からガッツリ外食をしたい(会社員/埼玉県)
・大盛り丼もの、男臭いご飯が食べたい(会社員/東京都)
・持参弁当ばかりだが、外食したい(会社員/滋賀県)
このような回答が寄せられました。

「本当はガッツリいきたい」という切実な思いが窺えます。
持参した弁当やコンビニでランチを済ませている方が多数を占めていましたが、たまには外食をして、いつもよりちょっと贅沢なものをお腹一杯食べたいと思っている方も多いようです。


30代のサラリーマン、そもそもランチにどのようなことを求めている?

ここまでの調査で、多くのサラリーマンは金額を抑えるために、ランチをあまりガッツリ食べていないことが分かりました。
では、ランチに求める要素として、何を優先したいと考えているのでしょうか?

「できればランチに欲しいのは、どのような要素ですか?(上位3つ回答)」と質問したところ、『お手ごろな値段(80.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『美味しさ(69.2%)』『ボリューム(量、食べごたえ)(62.3%)』と続きました。
やはり、ランチでは価格を抑えることが最優先のようです。
ただ、美味しさやボリュームにも多くの回答が寄せられたことから、「安く、美味しく、お腹一杯食べられる」ランチを求めているといえるでしょう。


ランチと夕飯で求めているものの違いは?

ここまで、30代サラリーマンのランチ事情について伺ってきました。
ランチでは外食を我慢している方も多いようですが、夕飯時では、外食をどのような時にしているのでしょうか?

「夕飯を外食(またはテイクアウトや出前)にするのはどんな時が多いですか?(複数回答可)」と質問したところ、『料理をするのがめんどくさい時(41.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『残業などで帰りが遅くなった時(40.3%)』『職場の社員と行く時(23.0%)』『仕事を頑張ったと思った日(22.2%)』『帰り道で誘惑(匂いや雰囲気、食欲など)に負けてしまった時(21.7%)』と続きました。

仕事を終えた身体で料理をする気力がなかったり、残業などで時間が取れなかったりして、外食などで夕飯を済ます方が多いようです。
また、そんな時だからこそ、美味しいものをガッツリ食べてスタミナを回復させたいという思いもあるのかもしれません。
その場の気分や状況で気軽に外食をしている様子から、ランチよりも夕飯時のほうが、外食に行く機会が多いのではないかと考えられます。

では、それを踏まえて、夕飯にはどのような要素を求めているのでしょうか?
「夕飯に欲しいのは、どのような要素ですか?(上位3つ回答)」と質問したところ、『美味しさ(78.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『ボリューム(量、食べごたえ)(65.2%)』『お手ごろな値段(63.5%)』と続きました。
ランチに求めることと上位の3要素は同様であるものの、ランチでは「価格」を最優先している一方で、夕飯には、それ以上に「美味しさ」や「ボリューム」を求めており、優先順位に違いがみられました。
ランチと夕飯では、夕飯を優先して好きなものを食べたいという背景もあって、ランチを節約する傾向にあるのかもしれません。


ガッツリ食べたい?でも安く済ませたい?どんなメニューが向いている?

時間やお金、食べたいものを考慮してランチや夕飯のメニューを決めているかと思いますが、いずれにしても、「ガッツリとした食事が食べたい」という思いは多くの方が持っているように見受けられます。
ガッツリと言えば、やはり思いつくのは“肉”ですよね。

例えば、豚肉を使った料理では、どのメニューが人気なのでしょうか?

「豚肉料理を食べるなら、どのメニューが好ましいですか?(上位3つ迄)」と質問したところ、『生姜焼きや炒め物の定食(65.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『トンカツ(+ご飯)(64.3%)』『豚肉の丼もの(39.5%)』『豚肉の唐揚げ(+ご飯)(39.0%)』『ポークカツカレー(30.0%)』と続きました。
生姜焼きや炒め物の人気が高いですが、カツや唐揚げなどの揚げ物も非常に人気です。
また、丼ものや唐揚げは牛肉や鶏肉がメジャーではありますが、豚肉の丼ものや唐揚げも人気が高いことが窺えます。

好みはあるにせよ、ガッツリとした肉料理は比較的どのメニューも好きな方が多いといえるでしょう。
では、これらのメニューが、先程の調査で挙げられた「安く、美味しく、お腹一杯食べられる」という3要素を兼ね備えていたとしたら、どれくらいの頻度で食べたいと思うのでしょうか?

「そのメニューが“安くて旨いものをお腹一杯食べられる”のなら、どのくらいの頻度で食べたいですか?」と質問したところ、『いつも食べたいと思う(33.9%)』『たまには食べたいと思う(57.9%)』と回答しました。

9割以上が「食べたい」と積極的な回答をし、3要素を揃えた食事を理想としていることが分かりました。
ランチではできるだけ節約して外食は控える傾向にあるようですが、この3要素が揃っているようなメニューなら、たまには外食をしても痛手にはならないかもしれませんね。


【まとめ】サラリーマンは、お財布に優しく、うまいものを、お腹一杯食べたい!

今回の調査で、30代のサラリーマンのランチ事情や、ランチに求めていることについて明らかになりました。
多くの方は、弁当を持参したり、おにぎりやカップラーメンなど、コンビニで安く済ませたりしていました。

そのような方は、ランチ代の平均額も500円未満に収まっている方が多いようです。
外食をしている方も多く見受けられましたが、それでも1,000円未満に抑えている方が多く、できるだけ安く外食を楽しみたいという思いが窺えます。

また、普段持参の弁当やコンビニでランチを済ませている方も、お財布事情を気にしなければ、本当はもっと豪華なものや食べごたえのあるものを食べたいと思っている方が多いことが分かりました。
その一方で、夕飯時には比較的気軽に外食を選択する様子が窺えました。

ランチはとにかく安さを第一としているようですが、夕飯はそれよりも美味しさやボリュームを求めているようです。

仕事終わりの夕飯で少し贅沢に外食をするためにも、ランチは節約したいと思うのかもしれません。
しかし、ランチの時も、価格を抑えつつお腹一杯食べられるなら食べたいという気持ちはあるでしょう。
そんなサラリーマンの希望を叶えるお店で、たまには外食をしてみてはいかがでしょうか?

調査概要:「サラリーマンのお財布と外食事情」に関する調査
【調査期間】2022年5月13日(金)~2022年5月14日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,014人
【調査対象】全国30代のサラリーマン
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

 

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