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90%以上がコロナ収束後も中食の継続利用を検討!Dai調べ

2021.02.09

株式会社Daiは、「新型コロナウイルスの流行による中食利用傾向の変化」についてアンケート調査し、その結果を発表した。以下プレスリリースより抜粋。

 

増加する中食利用
よく利用するジャンルや頻度、利用する理由を調査

 

新型コロナウイルスの感染拡大により、外出を控えることや人との接触をできる限り減らすことが求められ、三密になりやすい外食店も積極的に中食産業へ参入しています。そこで実際に利用者は新型コロナの流行をきっかけに中食利用をはじめたのか、利用頻度の変化や今後も利用したいかについてアンケートを実施しました。

 

コロナが流行しだした2020年以降、 テイクアウト・デリバリーの利用頻度に変化はありましたか?

テイクアウト・デリバリーといった中食を利用したことがある1239人のうち、新型コロナウイルス流行以降に利用頻度が増加したと答えた方が32%、以前と変わらない頻度で利用しているという方は47%という結果になりました。
その他にも、新型コロナウイルス流行以降初めて中食を利用したと答えた方が3%と、新たに中食の可能性に気づいた方もいたようです。

 

中食を利用する理由はなんですか?

テイクアウトやデリバリーといった中食を利用する理由について聞いてみたところ、もっとも多かったのが「気軽さ・便利さ」から利用しているという回答でした。その他にもコロナ禍で外出を控えていることや、おうち時間が増えている中でも美味しいものを食べたいという意見がそれぞれあるようです。

 

回答例:
「気軽さ・便利」
・家で料理を作る手間を省けて、皿洗いをしなくていいから気軽
・料理の種類が多くて飽きることなくおいしい料理を食べられて便利
・体調が悪い時や疲れてる時に便利

「楽ができる・時間節約」
・店で食べるよりも安心だし電話で注文して出来たら取りに行くだけだからとても楽
・あたたかい料理を希望の時間に届けてくれるのはとても便利だから。子供が小さいので料理の手間を省きたい時に使用したい
・料理する頻度が上がって、めんどくさい時に利用している

「コロナで外出を控えている」
・収束したとしても感染リスクや外出時の危険はあるから、リスク軽減のために中食を利用
・自宅で食べた方が衛生的で安心感がある

「美味しい・中食利用が楽しみ」
・便利で美味しく、本格的な料理が家で手軽に食べられる
・サービスを提供する店が多くなって幅広く利用できる
・いろいろなお店や種類の違う食べ物が一度に頼める

「その他」
・コロナにより便利さ、新しい生活様式の一つとして実感できた
・日曜日の夜など混んでいる場合が多いのでデリバリーの方が並ばなくて良い
・デリバリーを利用することでお気に入りのお店の売上げに貢献したい

 

よく利用するジャンルはなんですか?(複数選択)

「テイクアウト編」

総数:882
お弁当・総菜:712人(80.7%) / 唐揚げ:449人(50.9%) / ピザ:638人(72.3%) / 寿司:586人(66.4%) / ハンバーガー・サンドイッチ:594人(67.3%) / 中華255人:(28.9%) / ベーカリー:440人(49.9%) / ドリンク:336人(38.1%) / スイーツ:320人 (36.3%) 

テイクアウトが最も利用されていたのはお弁当・惣菜ジャンルでした。次いでピザ、ハンバーガーなどが続き、新型コロナ流行以前からイートインよりテイクアウトが主流だった唐揚げやベーカリー、スイーツ、ドリンクなどもテイクアウトの利用が多いようです。

 

「デリバリー編」

 総数:882人
お弁当・惣菜:417人(47.3%)/ 唐揚げ:209人(23.7%) / ピザ:662人(75.1%) / 寿司:455人(51.6%) / ハンバーガー・サンドイッチ:278人(31.5%) / 中華:202人(22.9%) / ベーカリー:136人(15.4%) / ドリンク:133人(15.1%) / スイーツ:106人(12.0%)

事業所内に宅配スタッフがいるピザ、寿司、お弁当・惣菜といった、デリバリーの定番とも言えるジャンルをよく利用しているようです。また、「ウーバーイーツ」や「出前館」といったデリバリーサービスと連携する外食店が増えた影響なのか、今までになかった定番以外の選択肢も増え、ベーカリー、ドリンクやスイーツといった商品をデリバリー注文している人も一定数いることがわかりました。

 

今後も中食を利用したいですか?

テイクアウト・デリバリーともに、90%以上がコロナ収束後も利用を考えていることがわかりました。中食は軽減税率の対象であり、定番以外のジャンルも増えてきているため引き続き注目が集まるでしょう。

 

利用増加で裾野が広がる中食ビジネス
新型コロナウイルスの流行が続く時期はもちろん、収束後もテイクアウト・デリバリーの利用を継続しようと考えている人が90%を超えるなど、ビジネスとしても注目が高まる中食市場。ジャンルも多岐にわたり、事務所は一つながら、ネット上には複数の店舗(ブランド)があるように見える、デリバリーに特化したゴーストキッチン(バーチャルレストラン、クラウドキッチン)といった新しい事業形態も増えてきています。

 

中食の利用傾向調査の概要
調査方法:ネットリサーチでのアンケート調査
調査対象:中食を利用したことがある20歳~69歳の男女1239名
調査実施日:2020年12月16日~2020年12月18日まで
発表日:2021年2月9日

 

プレスリリースはこちら



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