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「西巣鴨」（豊島区）都会的な要素を併せ持つ、歴史のある下町感溢れる街

2024.07.25

街レポ

東京都豊島区にある「西巣鴨」は「中山道」と呼ばれていた江戸時代の街道が通り、古くからの歴史のある下町です。駅は大通りに面しており、車や人の通りも多く、周辺にはオフィスビルやマンション、スーパーやドラッグストアなど店舗が点在しています。また大学のキャンパスの最寄り駅となっているため、駅前には学生向けの飲食店が多く出店しています。徒歩圏内には商店街があり、魅力溢れる買い物スポットとなっており、下町の風情がある、人情味が感じられる地域性の街となっています。（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

駅名	西巣鴨
駅所在地	東京都豊島区西巣鴨3丁目25

路線 / 利用状況

都営三田線	26,467人
乗降者数：計	26,467人

※1日平均の乗降客数：都営三田線(2022年度鉄道会社HPより)

各出口の特徴

A1・A3	白山通りに面している出口。出口周辺にはチェーンの飲食店の出店が見受けられ、大正大学へのアクセスに便利です。
A2	駅の東側に位置する出口。出口周辺には個人店の居酒屋などが多く出店しています。
A4	巣鴨駅側に位置する出口。正法院へのアクセスに便利です。

街の立地特性

住宅街

街の特徴

豊島区の北部に位置し、明治通りと白山通りの交差点付近にある「西巣鴨」歴史のある下町ですが、都心へ直通する都営地下鉄が1968年に開業したことによって再開発が進み、都会的な雰囲気も併せ持つエリアとなりました。駅には都営三田線が乗り入れており、神保町･大手町･日比谷駅などの東京都内の主要なビジネスエリアに乗り換えなしでアクセスが可能となっており、池袋駅へはバスで10分と通勤や通学に便利です。徒歩圏内に都電荒川線の新庚申塚駅もあるため、多くの人に乗換え駅として利用されています。また西巣鴨駅は大正大学の最寄り駅ともなっており、平日の朝や夕方は多くの学生が行き交っています。駅の周辺は西側に学校が多く、東側には寺院が集まっているのが特徴です。また白山通り沿いにはマンションが建ち並び、白山通りから1本裏道に入ると閑静な住宅街が広がっています。

西巣鴨エリアは古くから中山道が通り、区内で最も早く集落が形成され、明治時代に宗教大学（現大正大学）が設立されるとともに、東京の市街地から寺院が数多く移転し、寺町が形成されました。そのため西巣鴨駅周辺の寺町をはじめとして、寺社や史跡などの文化財が数多くあります。大正・昭和時代になると、畑地の大半が住宅地に変わり、旧中山道のバイパス機能を持つ現在の白山通りや明治通りが開通しました。現在、街のシンボル的存在となっている大正大学は地域連携や社会貢献活動が盛んで、地元の商店街等と連携したまちづくりも行っており、街に活気を与えています。

駅周辺の飲食店は大正大学側を中心に出店が見受けられ、チェーンのファストフード店からラーメン、中華や和食など、学生向けの飲食店が多いです。駅東側に位置するA2出口周辺には個人店の居酒屋や焼肉、鉄板焼きからしゃぶしゃぶなど様々な業態の出店があるため、グルメも楽しむことができます。

駅から徒歩5分ほどに位置する「庚申塚商店会」は都電荒川線庚申塚駅から明治通りまで続く旧中山道にある商店街です。史跡や由緒ある建造物が残っており、散歩するだけでも風情を感じることが出来ます。都電荒川線の駅名にもなっている商店街は「おばあちゃんの原宿」と言われる巣鴨地蔵通り商店街の北の延長上に位置しており、通りには大学や中学校があることから若者で賑わいを見せています。温かみを感じる店舗が軒を連ね、青果店や鮮魚店など日々の買い物に便利な店舗も営業しています。飲食店は中華やイタリアン、焼き鳥など様々な業態の出店が見受けられます。商店街から見える「すがも鴨台観音堂」は地域・社会との交流を深めるために大正大学構内に建築されました。その姿は巻き貝のさざえに似ていることから「鴨台さざえ堂」の愛称で呼ばれており、新たなパワースポットとして、商店街に賑わいを増すことが期待されています。