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「神泉」渋谷の奥に広がるグルメの街

2024.03.02

街レポ

「神泉」は渋谷と隣り合う大人な街として知られており、“裏渋(ウラシブ)”の愛称でも親しまれています。駅南側はオフィス街で、ランチ・ディナー共に需要の高いエリアです。高低差のある街のため、そこかしこに古風な細い路地や階段があります。趣のある街並みに合わせるように、バルや和食などのお洒落な店が集まり、知る人ぞ知るグルメスポットとなっています。※2024.3.2（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

駅名	神泉
駅所在地	東京都渋谷区神泉町4丁目

路線 / 利用状況

京王井の頭線	10,194人
乗降者数：計	10,194人

※1日平均の乗降客数：京王井の頭線(2022年度鉄道会社HPより)

各出口の特徴

北口・南口・西口	駅をぐるっと囲うように設置されている出口。各出口の位置関係は非常に近いですが、奥渋谷通りに向かうなら北口か南口、松濤方面に向かうなら西口が便利です。

街の立地特性

オフィス街

街の特徴

神泉は再開発著しい渋谷と隣り合う街で、渋谷駅から道玄坂を上っていった先にある裏通りに位置しています。ハチ公前・センター街・道玄坂といった渋谷の中心エリアからは少し距離がありますが、繁華エリアの喧騒から離れているため落ち着いた雰囲気が広がっています。
神泉という地名は、古の時代にあったとされる泉にちなんでいるようです。江戸時代に刊行された地誌『江戸砂子』によると「この地に豊富にわき出ていた霊泉を用いて仙人が不老不死の薬を練った」といった内容の記載があり、この名残から神泉と名づけられたと言われています。
渋谷エリアには広範囲にわたって数多くのITベンチャー企業がオフィスを構えています。神泉も同様で、特に南側、玉川通り周辺にオフィスが集まっています。ランチタイムには多くのオフィスワーカーが行き交い、食事を楽しんでいる様子も見受けられます。
神泉エリアのメインストリートは、道玄坂上交差点から神泉駅入口交差点に伸びる「裏渋谷通り」です。蛇行しながら伸びる裏渋谷通りには、シックな外装のバーからホルモン焼き、テイクアウト専門などリーズナブルでオシャレな雰囲気の店舗が幅広く揃います。大手居酒屋チェーン店やファストフード店はあまり多くなく、同じエリアに同じ屋号で複数出店する、ドミナント出店を展開する店舗が目立ちます。
過去に芸者の街として栄えていた名残から、現在でも当時利用されたであろう料亭や古民家風の店がありレトロな雰囲気を醸し出しています。趣のある街並みに合わせるようなレトロさを活かした店が多く、赤ちょうちんや電飾看板を掲げた大衆的な店づくりをした店舗はあまり多くありません。
裏渋谷通りの他にも、神泉エリアを囲うように走る旧山手通りや松濤文化村ストリート沿いにも人気店が営業しており、全体としては静かな街ながらも多彩なグルメが勢揃いするグルメスポットとなっています。
神泉駅500M圏内の飲食店数は約1030件、そのうち居酒屋406件、中華料理41件、カフェ96件となっています。 (2024年3月現在 / 食べログ調べ）
神泉駅 / 徒歩10分圏内の平均坪単価　約24,161円（2024年3月現在 / 当社独自データより算出）