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「小岩」情緒ある小さな商店街集まる下町は、大規模再開発で100年栄える街へ

2024.02.05

街レポ

小岩駅は商店街を複数抱える下町感のある街です。地域住民に愛される居酒屋や小料理屋が数多く営業しており、飲食需要の高さが伺えます。駅周辺は今後も再開発が予定されており、更なる発展も見込める注目のエリアです。※2024.2.5更新（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

駅名	小岩
駅所在地	東京都江戸川区南小岩7丁目

路線 / 利用状況

JR総武線(各駅停車)	55,563人
乗降者数：計	55,563人

※1日平均の乗車人数：JR総武線（2022年度鉄道会社HPより）

各出口の特徴

北口	目の前にイトーヨーカドーがある出口。バスロータリーはなく南口より規模の小さな出口ですが、駅前の再開発が計画されており、駅前広場などの整備が行われる予定です。
南口	バスロータリーがあり、北口よりも規模の大きい開けた出口。フラワーロード商店街・南小岩昭和通り商店街・サンロード商店街が駅前から千葉街道まで伸びています。

街の立地特性

商店街 / 歓楽街

街の特徴

江戸川区内最大の商業地域とも言われ、JR総武線各駅停車が乗り入れる小岩駅。改札前には小岩出身の第44代横綱、栃錦関の銅像が飾られています。隣駅にはよく似た名前の新小岩駅がありますが、新小岩駅は快速電車が停車する葛飾区にある駅となっています。
街はJRの線路を境に北と南で分けることができます。北側は小岩駅北口通りをメインストリートとして、駅北口から蔵前橋通りまでのエリアに店舗が集中しており、蔵前橋通り以北は住宅街が広がっています。南側はフラワーロード商店街・南小岩昭和通り商店街・サンロード商店街の3つ商店街を中心に栄えています。飲食店としては、南口ロータリーから伸びる地蔵通り商店街を筆頭に、昭和テイストあふれる個人商店の居酒屋やスナックが建ち並んでいます。個人経営の小規模飲食店の中には、店とお客様の心地よい距離感を売りにした店も多く、常連客・地元住民に愛される店が人気の傾向にあるようです。近年では、メディアで「ディープすぎる街」として取り上げられ、庶民的な雰囲気に「せんべろ」が楽しめる街と注目を集めています。
賑やかな商店街を抱える小岩の中でも「フラワーロード商店街」の歴史は古く、その歴史は昭和初期まで遡ります。昭和2年に前身となる「新栄会」が発足、昭和22年には終戦後の経済的混乱を乗り越えるため2つの商店を統合し、小岩駅前通り美観商店街（フラワーロード商店街）が結成されました。その後、昭和27年には江戸川区内で初となるアーケードが架設、昭和47年には総武線の複々線化の追い風を受け、駅前入口に花と時計をあしらった大アーチが設置されるなど現在のフラワーロード商店街の原型が出来上がりました。
現在小岩駅では、100年栄える街づくりを目指して駅南北で再開発が進行しています。南口エリアには2030年に大規模複合施設が誕生を予定しており、マンション部分は44階建ての東棟と18階建ての西棟で分けられ、東棟は小岩で最高層のタワーマンションとなる予定です。また、北口側でも再開発計画は進行しており、2027年に商業施設とタワーマンションで構成される高さ約110ｍにも及ぶ高層ビルが竣工を予定しています。