品川駅は東海道新幹線や山手線など、JRの6路線に加えて京急本線も乗り入れているターミナル駅です。羽田や成田空港へのアクセスが良好です。周辺には有名企業の本社オフィスを多数構えるビジネス街となっており、次世代産業を支える拠点として注目されています。企業に勤める方が多く、平日ランチ時の飲食需要が特に高いエリアです。そのため、空中階でも大手飲食チェーン店がひしめくように営業しています。また、京急とJR東日本が事業主体となる品川駅街区地区の開発計画が進行中のため、今後は更なる街の変貌が予想されます。2023年2月2日更新（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

路線 / 利用状況

各出口の特徴

街の立地特性

ビジネス街

街の特徴

• 山手線の駅の中でも指折りの規模を誇るビッグターミナル駅「品川」は、JR線・東海道新幹線・京急線の3社6路線が利用できます。陸路の長距離移動に便利な新幹線と、羽田空港に約20分でアクセス可能な京急線が利用できるため、交通の要となっている街でもあります。交通利便性の高さから、駅周辺、特に港南口側では高層ビルが集まっており、人通りの多い駅として知られています。その様相は摩天楼群であるかのようです。一方ですぐそばには運河が流れており、緑に囲まれた公園も存在することから、ビルが林立する中に視界が開けた、独特の景観を生み出しています。

• 今でこそ、大規模な超高層ビルが林立する風景が広がる品川ですが、1990年頃までは高層ビルはあまり建っておらず、新幹線の車両基地や貨物置場として利用されている土地も多くありました。大きな変化を遂げたのは「品川インターシティ」をはじめとした高層ビルの建築で、続いて「品川グランドコスモス」や「品川イーストワンタワー」が建てられました。2003年には東海道新幹線の品川駅が開業し、現在のようなビジネス街へと発展する足掛かりとなりました。都市開発は今後も周辺の各地で行われていく予定で、長期なものについては2036年の竣工が予定されています。
• 品川エリアの歴史を江戸時代まで遡ると、現在の港南口側には陸はなく東京湾が広がっており、高輪口側には武家屋敷が広がっていました。港南方面は明治時代初期から徐々に埋め立てが始まり昭和に入るまでに陸地が形成されていきます。高輪口側は明治維新後、民間への払い下げによって高級住宅街として利用され、1953年にグランドプリンスホテル高輪が完成した後は、プリンスホテルグループが駅前の好立地エリアに進出していきました。

• 品川駅周辺の飲食店は、駅ビル内やホテル内などの施設内に入居している店が中心です。港南口側では、路面の飲食店は比較的多く集まっていますが、エリアの就業人数と飲食店数のバランスが釣り合っていない印象を受けます。有名企業のオフィスが密集しているため、平日のランチタイムにはいわゆる「ランチ難民」が発生しているようです。飲食店ができるビルや区画自体はあまり多くはなく、空中階にも大手チェーン店がひしめくように出店しています。
• 品川駅徒歩500M圏内の飲食店数は479件で、そのうち居酒屋172件、カフェ56件、ラーメン15件でいずれも池袋方面に集積しています（2024年2月現在 / 食べログ調べ）。
• 品川駅 / 徒歩10分圏内の平均坪単価　約25,201円（2024年2月現在 / 当社独自データより算出）

大型施設・商業ビル

ウィング高輪WEST・EAST / 品川プリンスホテル / SHINAGAWA　GOOS / 品川グランドコモンズ(品川イーストワンタワー・品川グランドセントラルタワー ） / 品川インターシティ

企業・オフィス

日本マイクロソフト / ソニー / キャノンマーケティングジャパン / ニコン / 大東建託 / 大林組 / 三菱重工業 / 豊田通商 / コクヨ / ゼンショーホールディングス

大学

東京海洋大学 / 多摩大学大学院 / 立正大学

祭り・イベント

東京食肉市場まつり

主要導線名

第一京浜

新橋駅から多摩川付近までを繋ぐ大通り。品川駅の西側、高輪口目の前を通ります。品川プリンスホテル一部タワーやウィング高輪WEST・EASTはこの通りに面しています。南下すると蒲田や川崎方面へと向かいます。

旧海岸通り

港区の芝4丁目から品川区の東品川1丁目までを繋ぐ通り。品川駅の東側、港南口側を通ります。高層オフィスビルが立ち並んでおり、通りに面した中央卸売市場食肉市場へ搬入出する車が多く利用しています。南下すると品川シーサイド駅や大井競馬場方面に向かいます。