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「三軒茶屋」トレンドと下町情緒が調和する繁華街

2023.12.19

街レポ

世田谷区の中でも指折りの繁華街である三軒茶屋には、学生に人気のオシャレなカフェやバルから、いぶし銀を感じさせる老舗喫茶店や銭湯などの店舗があり、「オシャレ」と「下町」がうまく融合しています。駅周辺には多種多様な飲食店が出店しており、飲食需要の高さがうかがい知れます。2023.12.19更新（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

駅名	三軒茶屋
駅所在地	東京都世田谷区太子堂2丁目

路線 / 利用状況

東急線（田園都市線等）	124,990人
乗降者数：計	124,990人

※1日平均の乗降客数：東急線(2022年度鉄道会社HPより)

各出口の特徴

北口A・B	サンドラッグやジョナサンが入居するビルの目の前に出る出口。茶沢通りを北上して代沢方面に向かうのに便利です。玉川通りを渋谷方面に進んだ住宅街エリアにも人気のラーメン屋や中華料理屋が複数営業しています。
南口A・B	飲食チェーン店を始め路地裏にも居酒屋などがひしめく繁華街に面している出口です。昭和女子大学や日本大学のキャンパスの最寄り出口にもなっており、学生も多く利用しています。
三茶パティオ口	キャロットタワーの目の前に出る出口。東急世田谷線の改札にも近いです。田園都市線と世田谷線は地下通路でつながっており、通路の途中には噴水広場があります。
世田谷通り口	ビッグエコーの目の前に出る出口。三和会アーケード街やゆうらく街に近く、Ｙ字の道路が特徴的な三軒茶屋交差点の真ん中に位置していることから多くの方が利用します。

街の立地特性

繁華街 / 商店街

街の特徴

「さんちゃ」の愛称で親しまれる三軒茶屋は、三軒茶屋交差点を起点にＹ字に分かれる特徴的な街の形をしています。商店街・飲み屋街が集まっており、下北沢や二子玉川などの繁華街を有する世田谷区内でも、「最も賑わう街」と言われることもあります。また、渋谷から2駅(急行電車で1駅)というアクセスの良さや「オシャレな街」というイメージもあいまって住宅街としても人気があります。東急田園都市線と世田谷線の2路線が乗り入れていますが、それぞれの改札は少々距離があるため乗り換える方のほとんどは地下通路を利用しています。
駅前の特徴的なY字交差点は、江戸時代から続く歴史の名残です。当時は神奈川県の大山阿夫利神社へ向かう多くの参拝客がこの地を訪れており、休憩所として茶屋が営業していました。大山道の本道(現在の玉川通り)と近道(現在の世田谷通り)の分岐点に「信楽・角屋・田中屋」という3軒の茶屋が並んでいたことから、三軒茶屋と呼ばれるようになったと言われています。明治時代以降は、鉄道の開通に伴い居酒屋や駄菓子屋などの商店が開業していき、次第に街が発展していきました。
駅周辺は有名TV番組でも特集の組まれるオシャレなカフェや古着店が集まる一方で、ゆうらく街やすずらん通りでは下町感のある飲み屋街が広がり、地元住民の生活導線として利用されている茶沢通り・さかえ通り、企業オフィスビルのある玉川通りなど、実に様々な要素が詰まっています。飲食需要のある商圏は広く、北は太子堂商店街、南は栄通りまで、まんべんなく飲食店が出店しています。大学の多い土地柄、流行に敏感な若者をターゲットとしたお店も多くなっており、中には洗練された人気店もあるようです。