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「町田」多摩地区でも有数の繁華エリア

2023.11.06

街レポ

23区外でありながら、大型の商業施設が多く都会的な街並みが広がる町田。駅から少し歩けば神奈川県との県境があり、加えて神奈川方面からのアクセスが良いことから、「町田は神奈川県の街」と誤解されることもあるようです。大手飲食チェーンはもちろん、行列のできる老舗店も営業しており、飲食需要の高さがうかがえます。2023年11月6日更新（居抜き店舗.com調べ）

駅名 / 駅所在地

駅名	町田
駅所在地	東京都町田市原町田

路線 / 利用状況

JR横浜線	95,015人
小田急小田原線	246,459人
乗降者数：計	341,474人

※1日平均の乗車人数：JR横浜線(2022年度鉄道会社HPより)※1日平均の乗降客数：小田急小田原線(2022年度鉄道会社HPより)

各出口の特徴

JR北口	東急ツインズ・マルイ・ルミネ等の商業施設に囲まれているのが特徴です。歩行者用デッキは小田急線改札と繋がっているり、乗り換えをする方が多く行き交います。繁華街へのアクセスが良いメイン出口です。
小田急北口	目の前にローソンがあり、栄通りにアクセスが良いのが特徴です。鶴川街道までの線路沿いには飲食店や銀行、予備校があります。
小田急東口・南口	大和証券町田支店そばの出口で目の前には駅前広場があります。広場から東は町田一番街、原町田中央通りが続いており繁華エリアとなっています。
小田急西口	JR線との乗り換えに便利な出口です。目の前にはバスロータリーが広がっています。

街の立地特性

繁華街

街の特徴

小田急線とJR線が十字に交わる街並みが特徴の町田は、多摩地区でも有数の繁華街で、駅を出ると複数の大規模商業施設、昔ながらの雰囲気を残す商店街、美術館や市役所などの様々な施設があります。新宿駅や横浜駅まで乗り換えせず約40分で向かうことができる交通の便の良さがあります。相模原市と隣接していることもあり、神奈川県方面からショッピングに訪れる方もいるようです。都心に行かずとも買い物やグルメを楽しめる町田は、平日・土日を問わず老若男女が行き交います。
幕末から明治時代にかけて、町田は貿易商品である絹を横浜まで運ぶ街道の中継地点（宿場町）として機能するようになり、また次第に商人の往来が増加、横浜で仕入れられた商品が販売されるようになり商業地として発展していきました。現在でも、小田急線南口付近には「絹乃道」、「此方よこはま」と刻まれた石碑や、道行く旅人たちに馬肉料理を振る舞い評判となった老舗店「柿島屋」、日持ちする乾物を売り出していた「柾屋商店」など、絹の道の名残を垣間見ることができます。明治時代に入ると鉄道が開通し始めました。特に小田急線が新宿まで開通したとこで交通利便性が高まり、後の高度経済成長期において町田はベッドタウンとして形成されていきました。
商圏としては、JRの線路から北側が目立ちます。特に賑わいを見せているのは原町田大通りや町田駅前通りを中心としたエリアです。所狭しと電飾看板が設置されていたり、昼夜問わずと人通りが絶えないことから、町田は「多摩の渋谷」と呼ばれることもあるようです。大手チェーン店がビルの空中階まで入居し、24時間営業している居酒屋も多数あるため、まさに「眠らない街」のような盛況を見せています。小田急線町田駅の西側は、栄通り（商店街）や鶴川街道をメインに街が展開しています。生命保険会社の支社や市役所関係の事務所などがありますが、JR町田駅側に面する東側よりは落ち着いた雰囲気となっています。