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「虎ノ門アルセアタワー」竣工!国際的なビジネスエリア虎ノ門での約2.9haの大規模再開発
2025.02.17
独立行政法人都市再生機構、保留床取得者である日鉄興和不動産株式会社、第一生命保険株式会社、関電不動産開発株式会社、東京ガス不動産株式会社、九州旅客鉄道株式会社及び大成建設株式会社ならびに株式会社共同通信会館など地権者で構成する虎ノ門二丁目地区再開発協議会が進めてきた「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」における業務棟「虎ノ門アルセアタワー」が、令和7年2月14日に竣工したことを発表した。以下プレスリリースより一部抜粋。
1.「虎ノ門アルセアタワー」竣工
本事業は、虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む街区を一体的・段階的に開発することで、機能を停止することなく施設の更新を図るとともに、国際競争力を強化する高機能オフィスの整備、周辺地域をつなぐ安全で快適な歩行者ネットワークの形成、都市防災機能の強化、都市環境の向上を図るものです。平成24年に地権者とUR都市機構の間で再開発事業に係る協定を締結し、平成26年に東京都から施行認可を受け、UR都市機構は代表施行者として本事業を推進しています。
本事業地区は、霞ヶ関エリアに近接するとともに、外堀通り、桜田通り、六本木通りなどの幹線道路や東京メトロ銀座線の虎ノ門駅、日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅、南北線・銀座線の溜池山王駅にも近接する、交通利便性に優れた場所に位置しています。
虎ノ門アルセアタワーは、中高層部に高機能のオフィス、低層部に国際的なビジネス活動をサポートする業務支援施設や商業施設を整備し、2階のデッキから周辺地域をつなぐとともに、自立性の高いエネルギーシステムの採用による災害対応や地上、デッキ、壁面に植栽を配置するなど環境にも配慮した高機能物件として整備しました。
虎ノ門アルセアタワーの特徴
① 高機能なスペックを備える大規模オフィス
- オフィスは5~38階に配置。オフィス床面積110,800㎡と虎ノ門エリア最大級の規模。
- オフィスの天井高は2,900mmを確保。1フロアの床面積3,300㎡以上。使いやすい整形と圧迫感の少ない快適な空間を確保。
- 官庁など防災業務の中心となる施設と同程度の耐震性能を確保。災害時に停電になった際は、非常用発電機とコージェネレーションシステム(CGS)が作動し電力を供給。万が一、中圧ガスが断絶したときもオイルタンクにより168時間(7日間)の非常電力供給が可能。
② 国際的なビジネスをサポートする業務支援施設や商業施設※
- 3階にシェアオフィス、カンファレンス、フィットネス、2階にバイリンガル対応のコンシェルジュ、1階にバイクステーション(予約制)を配置し、外国人ビジネスマン等に対応できる国際ビジネスサービスセンターとして整備。
- 1,2階にワーカーをサポートするマルシェなどの商業施設を整備。
※各施設は令和7年度に順次開業予定
③ 環境負荷低減への取り組み
- 虎ノ門アルセアタワーのオフィスでは、様々な環境負荷低減への取り組みを実施しており、「ZEB Oriented※1」認証(事務所部分)、「CASBEE建築(新築)※2」Sクラスを取得。
- 地域冷暖房とコージェネレーションシステムの連携などによりエネルギーの効率的利用を実現。
※1 外皮の高性能化および高効率な省エネルギー設備に加え、更なる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた建築物 https://www.env.go.jp/earth/zeb/detail/01.html
※2 建築物の環境性能で評価し格付けする手法で、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステム https://jsbc.or.jp/research-study/casbee/tools/cas_nc.html
2.本事業の特徴
① 大規模施設の一体的、段階的な機能更新と公民連携による事業執行体制
国際水準の医療を提供する虎の門病院の機能を停止することなく、隣接する敷地と一体的、段階的に施設を更新しています。都市基盤施設整備も含めると15年以上の長期にわたり整備が続く事業です。
※令和7年度以降の予定は、現時点のものであり、今後変更の可能性があります。
本事業は、代表施行者のUR都市機構が共同施行者の国家公務員共済組合連合会(KKR)と、施行分担しながら一体的に事業を推進しています。また、公募により選定した特定業務代行者の参画を経て、民間事業者の創意工夫と活力を導入しています。
※T2特定目的会社は、関電不動産開発株式会社・東京ガス不動産株式会社・日鉄興和不動産株式会社が出資するSPCです。
② 安全で快適な歩行者ネットワークの形成
本事業地区周辺は、土地の高低差、広幅員の幹線道路や不整形な交差点による回遊性の支障、歩行者空間の不足など歩行者ネットワーク上の課題がありました。本事業で、歩道の拡幅、歩行者デッキの整備などを行い、虎ノ門駅方面、虎ノ門ヒルズ駅方面、溜池山王駅方面、ホテルオークラ方面への安全で快適な歩行者ネットワークの形成を図ります。あわせて、周辺道路の拡幅、アメリカ大使館前の交差点改良による不整形な交差点の解消など周辺の自動車交通の円滑化も図ります。
<歩行者ネットワークの整備イメージ>
<アメリカ大使館前交差点の改良イメージ>
③ 都内最高レベルの防災対応力
本事業では、虎の門病院との一体的な開発であることを活かし、平成31年4月竣工済の虎の門病院と今回竣工する虎ノ門アルセアタワーとを連携して災害対応機能を拡張することで、都内最高レベルの約14,000㎡の災害時治療・収容拠点を整備します。
④ 都心の中心での緑豊かな空間の整備、環境負荷の軽減
- 本事業地区北側では、環状2号線沿道における街並みの連続性を創出するとともに、歩道の街路樹と一体的な緑化空間を形成するため、広場等を整備します。
- 本事業地区南側では、隣接する赤坂インターシティAIRから続く赤坂・虎ノ門緑道を延伸し、さらに広場等を一体的に整備することにより、港区道第1014号線沿道に約4,500㎡の緑化空間を整備します。
- デッキ、屋上緑化、壁面緑化も含めると本事業地区全体で約7,500㎡の緑化面積を確保しています。
虎ノ門アルセアタワーの概要
建物名称 | 虎ノ門アルセアタワー |
代表施行者 | 独立行政法人都市再生機構 |
特定業務代行者 |
|
基本設計・総合監理・デザインディレクション | 日本設計・三菱地所設計共同企業体 |
所在地 | 東京都港区虎ノ門二丁目105番 |
交通 |
|
敷地面積 | 約22,500㎡ |
延床面積 | 約180,600㎡ |
建物高さ | 約180m |
構造 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造) |
階数 | 地上38階、地下2階 |
主要用途 | 事務所、業務支援施設、店舗、駐車場 |
事業経緯 |
|
※T2特定目的会社は、関電不動産開発株式会社、東京ガス不動産株式会社、日鉄興和不動産株式会社が出資するSPCです。
位置図
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