活動・飲食ニュース

2025年春 調布市深大寺に、なりわい住宅「meedo(みいど)」開業

2024.10.17

小田急グループの小田急バス株式会社は、2025年春、東京都調布市深大寺東町の路線バス折返場内(「晃華学園東」バス停)で、住まいと商いが共存する“なりわい暮らし”を実現する複合施設「meedo(みいど)」を開業することを発表した。以下プレスリリースより一部抜粋。

住宅エリアの「新たな憩いと交流」や「災害時の一時避難」の拠点を目指す

「meedo」完成イメージ
「meedo」完成イメージ

背景・経緯

深大寺エリアは、国分寺崖線から湧く豊かな水、その恩恵を受け育まれてきた農村文化が今も息づく地域です。計画地近くは、かつて深大寺用水が流れ、水車が回り、野菜を洗ったり洗濯をするなど、人々の営みやなりわいが集う地域の拠り所でした。現在は、閑静な住宅地であり、計画に先駆けた調査では、近所でコーヒーなどを飲みながらゆっくり過ごせたり、憩える場所を求める声も聞いてまいりました。

meedoとは

大小規模が異なる店舗兼用住宅、土間付き住宅、シェア店舗に加え、井戸のある広場、バス待合所等からなる複合施設であり、かつての“水と人々の営み”をコンセプトとして継承しながら、店舗出店者を中心としたお住まいいただく方とともに、地域コミュニティの活性化を目指します。

1階に大きく土間を設ける店舗兼用住宅では、住まいと商いが一体となったカフェや飲食店の展開、地場産野菜の販売などを想定しています。また、施設の中央には、入居者や近隣の方にも活用いただける開かれた区画としてシェア店舗(キッチン)を設けます。屋外にはベンチを設置し、meedoのシンボルともいえる手押しタイプの井戸や水路、さらに周囲との調和も意図して緑を多く設けることにより、生活のなかでせせらぎや草木の優しいざわめきを感じられます。
また、施設内には、カーシェアリングやシェアサイクルなどの用意も進めています。

地域レジリエンス機能も

施設のシンボルの井戸(深井戸)は、太陽光をエネルギーとしてポンプで水を汲み上げるため、停電時に水を提供することが可能であり、憩いのベンチは、有事の際かまどへと姿を変えます。停電時にも利用可能な自動販売機やマンホールトイレの設置、共用部の照明による明るさの確保等により、地域の一時避難場所を目指します。

小田急バスでは、「小田急バスビジョン2031」として、行政や沿線施設などと協力しながら、交通問題をはじめとする多様な課題を解決するサービスを提供することで、地域の発展に貢献し、「小田急バスが走る街に住みたい」と言われることを志向しています。

2021年には、東京都武蔵野市内のバス折返場にて、店舗兼住居によるなりわい賃貸住宅を核にした複合施設「hocco(ホッコ)」を開業、本件はこれに続くものです。hoccoでの実績を踏まえ、より店舗運営のための面積を大きく設ける区画や、住居面積を大きく設ける区画など、メリハリのある設計等にトライしています。また、hoccoでは、地域コミュニティの促進のため、定期的にイベントを開催していますが、開業当初は事業主体を中心に企画していたものが、足元では店舗入居者や地域プレーヤーを中心にさまざまな方によるものとなり、地域のつながりを強める一助になっているものと考えます。2023年度のイベントには、延べ3,000人以上の来場があり、meedoでも同様の展開を目指します。

俯瞰イメージ
俯瞰イメージ

小田急バスが、バス折返場で仕掛ける地域活性策(複合施設)の詳細は、下記のとおりです。

1 施設名称

meedo(みいど)
~名称の由来~
施設のコンセプト“水と人々の営み”、施設のシンボル“井戸”、また計画地の周辺には「絵堂(えどう)」と呼ばれる農村集落があったことなどから名付けました

2 開業予定

2025年春

3 所在地

東京都調布市深大寺東町2-7-2外
(現在、「晃華学園東バス停」のバス折返場として利用する場所)

4 アクセス

JR中央線「三鷹駅」南口より、小田急バス「晃華学園東」行き28分
もしくは、京王線「つつじヶ丘駅」北口より、京王バス「深大寺」行き7分

プレスリリース詳細

この記事をシェア

こちらの記事も読まれています

居抜き物件を探す - 注目物件

居抜き物件の内覧会に参加する