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外食産業1月、年末の流れを引き継ぎ年始需要は堅調も 原料高など厳しい経営環境が続く。日本フードサービス協会調べ
2023.03.06
一般社団法人日本フードサービス協会より、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2023年1月度の集計結果が発表。「外食産業市場動向調査」は新規店も含めた「全店データ」を業界全体及び業態別に集計し、従来の前年同月比に加えて2020年同月比も算出し掲載。以下リリースより。
外食市場 2023年1月の動向
<全体概況>
1月は、昨年のような営業制限が無く年始需要が好調で、外食全体の売上は 115.3%となった。コロナ第8波は上旬にピークを迎えたが、外食への影響は比較的少なく、19年比の売上は104.2%と、コロナ前を上回った。だが、これまでのJF 調査結果から推定すると、外食全体の客数は19年比で90%程度にとどまっている。現在の売上は原料高と光熱費の高騰等に起因する客単価上昇の結果と考えられ、外食企業の経営状況は変わらず厳しい。
<業態別概況>
ファーストフード業態•全体売上は110.6%、19年比で112.2%となった。
•「洋風」は、クリスマス前後の季節商品の販売が好調で、売上は113.2%となった。「和風」は、テレビCM効果や季節限定メニューの好調により、売上106.7%。「麺類」は、価格改定と客足の回復で売上112.2%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「回転寿司」の年末需要が増加し、売上108.1%。「その他」は、「アイスクリーム」がクリスマス用のアイスケーキに加えてイートイン消費も好調で、「カレー」は一部商品の値上げがあり、売上106.4%。
ファミリーレストラン業態•全体売上は前年比119.6%、19年比では96.3%となった。
• 行動制限のない正月となったことで年始の家族客が増え、「洋風」は売上117.7%、「和風」は売上123.2%。「中華」は、テイクアウト対応の強化により売上が堅調に推移し118.2%。「焼き肉」は、郊外店舗が引き続き好調で、売上122.7%となった。
パブ・居酒屋業態• 「パブ・居酒屋」は、酒類の提供制限があった昨年との対比では売上は159.0%だが、19年比では売上58.1%と、前月(12月)の19年比(58.6%)とほぼ変わらず、売上の回復に頭打ち感が出ている。コロナを気にしない個人客の来店は増えたが、企業・団体等の宴会自粛の傾向は続いており、飲酒業態の復調を難しくしている。
ディナーレストラン業態• 個人客の宴席は引き続き回復傾向にあり、全国旅行支援やインバウンドの増加で需要が回復した店舗も見られ、売上は134.0%となったが、法人宴会や夜間の集客は戻らず、19年比では85.0%となった。
喫茶業態• 営業時間制限の無い今年の売上は前年比119.6%となったが、オフィス街はテレワーク等の定着で客足が戻らず、19年比では85.6%であった。
リリース本文は、こちらのURLからご覧ください(PDF)
資料提供:一般社団法人 日本フードサービス協会
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