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外食産業3月は前年を大幅に下回る。日本フードサービス協会調べ
2020.04.27
一般社団法人日本フードサービス協会より、3月の外食産業市場動向調査が発表。3月は、外食産業も新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の影響を大きく受けることになった。以下リリースより。
リリース本文はこちら(PDF)
外食市場3月の動向
<全体概況>
3月は、外食産業も新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の影響を大きく受けることになった。2月最終週の政府による大規模イベントなどの自粛要請以降、店内飲食の客数が繁華街立地、ディナー時間帯、土日祝日での減少が顕著で、居酒屋・DRなど飲酒業態を中心に、FR、大型商業施設のフードコートなどの売り上げに大きな打撃となった。特に東京都から「週末 の外出自粛」要請が出された3月下旬に一段と客足が落ち、3月の外食の全体売上は82.7%と東日本大震災の減少幅(前年比89.7%)を上回る減少となった。
なお、政府が「緊急事態宣言」を発令した4月は、店舗の「休業」・「営業時間短縮」が相次いでおり、3月以上の落ち込みが予想される(別添参照)
<業態別概況>
ファーストフード業態
・FFは、引き続き、テイクアウト、宅配、ドライブスルーなど、「持ち帰り」需要が下支えしたが、商業施設のフードコートをはじめ店内飲食の客数が振るわず、全体売上は93.1%と前年を下回った。
「洋風」、「和風」、「その他」は店内飲食の減少を、持ち帰りが下支えし、それぞれ売上は99.1%、92.8%、90.7%。「麺類」は、商業施設立地の落ち込みが大きく、売上81.4%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、弁当・惣菜、回転ずしのテイクアウトなどの持ち帰り部分の下支えがあったものの、「回転寿司」の店内落ち込みが大きく、売上88.3%となった。
ファミリーレストラン業態
・全体売上は78.8%と前年を大幅に下回った。
・「洋風」と「和風」は、月後半にかけて客数が一段と下がり、売上はそれぞれ75.0%、69.6%。「中華」は、餃子などのテイクアウト・デリバリーが下支えとなり、売上は90.4%。これまで好調を続けてきた「焼き肉」もついに前年を下回り、売上は93.3%となった。
パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、本来は送迎会シーズンの宴会需要が大きいはずだが、今年はキャンセルが相次いだ。郊外立地や地域密着店などでは当初比較的下げ幅が小さい店も一部あったが、2月最終週の政府の自粛要請のよる落ち込みと、3月下旬の東京都の「週末の外出自粛」要請による2段階の落ち込みで、軒並み売上は下がり、「パブ・ビアホール」は前年の半分にとどかず、売上46.5%、「居酒屋」は売上58.6%となった。
ディナーレストラン業態
・ディナーレストランは、繁華街立地の店の一部では集客がほぼ無い日があるなど、休業や時間短縮を余儀なくされる店も増えて、売上は59.5%となった。
喫茶業態
・新型コロナの影響で、商業施設立地店の落ち込みが大きかったうえ、路面店でも客足が落ち、売上は75.3%となった。
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資料提供:一般社団法人 日本フードサービス協会
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