活動・飲食ニュース

外食産業2019年7月売上、全体の売上は99.5%と35ヵ月ぶりに前年を下回る

2019.08.30

日本フードサービス協会加盟会員社による外食産業市場動向調査2019(令和元)年7月度の結果が発表されました。

※以下はリリースより


一般社団法人日本フードサービス協会(略称:JF=ジェフ)は、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査令和元年7月度の集計結果をまとめました。
「外食産業市場動向調査」は新規店も含めた「全店データ」を業界全体及び業態別に集計し、前年同月比を算出しております。

 

外食市場 7月の動向


長梅雨と休日数減少により、FR不調、売上は前年を下回る。

<全体概況>
7月は、梅雨明けが前年より大幅に遅れ、天候不順と低温が続いたことに加え、日曜日が1日少ない曜日周りの影響により、FRなどを中心に客足が落ち込んだ。引き続き、季節メニューの投入やメニュー価格の改訂等で客単価は上昇傾向にあるものの、客数の減少により、全体の売上は99.5%と35ヵ月ぶりに前年を下回った。

<業態別概況>

ファーストフード業態
全体売上は101.4%と前年を上回った。

・「洋風」は、お得なランチ商品や季節限定商品等が好調で客数・客単価ともにプラス、売上は102.4%。
・「和風」は、長梅雨が客足に影響したが、付加価値のある季節メニューや定食メニューの好調で客単価が上昇、売上101.6%。
・「麺類」は、出店増と客単価上昇で売上102.6%。
・「持ち帰り米飯・回転寿司」は、天候不順が持ち帰り米飯の客足に影響し、売上98.9%。
・「その他」は、「アイスクリーム」が梅雨寒で販売が伸びず、売上は96.7%となった。

ファミリーレストラン業態
全体売上は95.6%と前年を下回った。

・「洋風」と「和風」は、一部で付加価値メニューへの支持が見られたものの、引き続き客数が振るわず、売上は「洋風」93.7%、「和風」94.0%と、前年を大きく下回った。
・「中華」は、店舗増などで売上100.5%。「焼き肉」も、長引いた梅雨が客数に影響し、売上は99.5%と32ヵ月ぶりに前年を下回った。

パブ・居酒屋業態
・飲酒業態も、長梅雨による日照不足と低温により、本来なら繁忙期のビアガーデンを中心にマイナスの影響を受けた。店舗数減少の影響もあり、「パブ・ビアホール」は売上97.7%、「居酒屋」は同98.8%となった。

ディナーレストラン業態
・長梅雨や休日数減などの影響はあったものの、一部の高価格帯店の好調や、新店効果により、売上は102.1%となった。

喫茶業態
・梅雨明け後に季節のドリンクメニューが好調に推移し、客単価が上昇、売上は103.7%となった。



※前年同月比は税抜比較で行っている。
※ファーストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。



リリース本文は、こちらのURLからご覧ください。
添付リリース
http://www.jfnet.or.jp/files/getujidata-2019-07.pdf

資料提供:一般社団法人 日本フードサービス協会

 



この記事をシェア

こちらの記事も読まれています

居抜き物件を探す - 注目物件

居抜き物件の内覧会に参加する